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とりあえず更新しておく

2008年04月06日 00:55

またか!またかまたか~い!
一月おきに更新しなきゃいけないの面倒だーーい

イラストが何点か増えましたー
時間ができたらー挿入しますんでー

んじゃっ
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イラスト目次

2008年04月14日 14:33

透明水彩でイラスト

SKY SWORDS(200~2001)

紅蓮天舞(2002)

祈り(2003)
ハガキサイズの船(2003)

浮遊渓谷(2004)

森の中の鬼ごっこ(2005)

お風呂の運動会(2006)

透明水彩で静物画(2007)

薔薇(2009)

PCで描いたヤツ

SKY SWORDS
・ファルナーン(2008)

その他
カバルのユアン

悪魔城ドラキュラ の アルカード(2009)

オカメインコ
オカメインコ1


※時と場合によって作品の掲載をとりやめることがあります
※最新作は載せていません


イラスト、小説関係の日記(一部下書きとかも載せている)


管理用サーチワード 緋花

YOU BEAST!  三話 BLUE RAVEN  1

2008年04月30日 00:25

 深夜の町並みにまるで工事現場のような騒音が響き渡った。
 町並みと言っても、そこはビーストに破壊されてしまい、今では町並みとしての跡形は全く残っていない。
 そんな中に、私の家があるんだ。
 ビーストに臨時で取り付けた照明が、壊れて崩れてしまっている私の家を照らした。
 そこには今まで使ってたものとか、今まで遊んでたゲームとか、着るもの、生活に必要だったもの、とにかくいろいろなものが埋まったままになっていた。
 無事に残っているものだったら何とかして取り出したい!
『よーし、オーライ、オーライ、もうちっと前に来れるか』
 無線からは瓦礫の上から私の乗るビーストを誘導する彰の声が聞こえてくる。
 彰やナオキ、宗一は、私の為に「私の家のアイテム掘り出し作戦」に参加してくれているのだ。
 深夜なら、人に気づかれる事なく、ビーストを動かす事ができるとナオキが提案してくれたからだった。
 で、早速私はビーストに乗って、私の家の場所までやってきたわけだった。
 ビーストを慎重に操作する。でないと、壊れてないものまで壊すかもしれない。
『よーし、その辺で、屋根とかどかしてみろよ』
「わかった」
 彰に言われたとおり、私はビーストの両手を操作して、私の部屋のあったらしき場所の発掘に取り掛かった。
 彰達は、工事用のヘルメットと頭に電球をくっつけて、ダンボールを用意して待っている。
「ここらへんかなぁ」
 暗いので、ハッキリと物を見ることはできないけれど、ビーストの照明とカンを頼りに崩れた屋根をどかしていく。
『オーケー、作業に入りますか』
 私も、ビーストから一時降りた。
 目の前には、かつて住んでいた場所とは思えないほど、ぐしゃぐしゃになった私の部屋。
 何もしないで、ただ、たたずんでいた私に、彰が言った。
「とりあえずさ、適当にダンボールに詰め込んで、帰ってからいるもんといらないもんに分けようぜ。ここじゃ暗くて作業がはかどんないだろ」
「うん。わかったよ」
 私たちは、無人のビーストから発せられるわずかな照明を頼りに、てきぱきと作業をこなしていった。
 ダンボールにつめるだけつめたら、レンタルしてきた軽トラに乗せて行く。
「あー、CDそのまま残ってるよー」
 何もかもひっくり返って跡形もないのかと思ったら、結構そうでもないみたい。運良くビーストのミサイルを食らわなかったのかな。火事になって何も残らなかったよりか、いいと思うしかないね。
「あー、漫画もちゃんと残ってるー」
「おいおい、アカリ。読むの後!」
「はーい」
 私たちは、ぐだぐだいいながらも、てきぱき作業をした。
 それなりに騒音も出るし、誰かに見つからないうちにビーストを撤退させておきたい、っていうのが、チームリーダー彰の本音。
 でも、そうは言うものの、瓦礫をかきわけながらの作業で、思うようにははかどらなかったんだけど。
 ちょっとでも、家財を運び出せたから、よしとしようか?

YOU BEAST!  三話 BLUE RAVEN  2

2008年04月30日 00:28

 私は、少しは慣れてきたかな、作戦司令室改め、トレーディングルームにこもっていた。
 外は快晴、株は大雨。
 日本では各地でビーストが暴れて以来、下り坂の模様。
 理由は日本でもついにビーストが暴れまわりだしたかとの、海外からの冷たい視線にあるようだ。
 海外では、ビーストのコアを巡って、もうすでに激しい戦争地帯と化している場所もあるらしい。
 日本ではそんなことは無縁だったのに。
 やってくれるよな。正体不明のビーストめ。
 で、私はというと、ペンをくわえて、時々フラッシュする画面を、ただ見てるだけ。
 現在保有している銘柄は限定的で、ダメージはさほどない、と思われた。
 特にディフェンシブ銘柄と言われる電力等の公共銘柄を残してあるので、下がってもほどほどかな?と読んでいた。
「今日はどうですか?」
 後ろから声がすると思ったら、コップを片手に一息ついている、宗一がやってきて、椅子に腰掛けた。
 彼は、ガッチリしたナオキとは対照的で、小柄でガリ勉君、なイメージがある。短くてやわらかい髪と、そばかす、眼鏡をかけている。
 まだ、宗一とはあまり一対一で会話したことなかったんだけど、今日はそんな機会に恵まれたかな。
 だって、することないんだもん。
「今日も、下がってるよ」
 私は、肩をすくめながら言った。
「そうですか、あれから下がりっぱなしで困っちゃいますね、わははは」
 彼は、ニタニタしながら、液晶を眺めている。
「どうか、したの?」
「いえね、僕も一儲けしたいな、なんてね、わははは」
 宗一は、雨谷工業のコードをキーボードから打ち込んで、グラフを表示させた。
 へぇ、コード覚えてるなんて。普通は、知らないよ?
「実はですねぇ、少量ながら、雨谷の株を保有してるんですよ、ぐふふふ」
 彼は嬉しそうに言った。社員の持ち株ってやつかい?
 って、ちょっとまって、宗一君ってば、何歳?確か、彰から聞いた話だと、彼は超天才で飛び級をしまくって、普通は高校生活を送っているって時に大学をさっさと卒業してしまったって。
「ねえ、いつから、雨谷工業で働いてるの?」
 私の問いに、彼は手をあごに当てて、ちょっと考えるそぶりをして、言った。
「そうですねぇ、ちょうど、雨谷さんが、ビーストに手を出し始めた時、からですね。その時に、社長に、ビーストのプログラムやってみないかって言われたんですけどね」
「ふうん。そっか」
「アカリさんは、いつから株やってるんです?」
「私?」
 それは・・・。あまり、他人には言いたくない、出来事の後の話。
「数年前かな。それまでは、普通に生活してた」
「なんで、株をはじめるようになったんです?」
「そ、それは」
 ちょっと、返答に困った。本当のことはいいたくないから、適当にごまかすことにする。
「やってみよっかなって、思っただけだよ」
「ふーん、そうですか」
 私が、ちょっと答えに戸惑っていたからか、彼はそれ以上そのことには突っ込んで聞いてこなかった。
 ありがとう、その事に関しては、あまり聞かないで欲しいの。
「プログラムって、難しいんでしょ?」
 話題を変えるべく、私は話を違う方向に持っていくことにした。
「うーん、難しいといえば、難しいですね、だって、一文字違ってただけで、動かないんですから、やんなっちゃう」
「そっかー」
「それに、操作性のさじ加減、プログラム次第で変わるんですよ。どんなに技師達が上手い事調整しても、こっちが操作性を良くしないと、持っているポテンシャルが出ませんからね」
 何?何?そうなの?ビーストって、どうやって動くのかな・・・。
 私の頭ではどうやら理解できそうもないみたいだけど。
「ほら、例えば、射撃の精度、ありますね?あれは、敵が移動中なら、先読みして射撃するとか。あとは、熱量の関係も、大事ですね、いかにオーバーヒートしないように、効率よくブーストを使えばいいのか、量を調節するんですよね、熱量って言うのは、各部を動かしているだけで発生するものですから、そういったものをプログラムで制御したりもするんですよ」
 え?
 熱量が何だって?
 宗一の話は、ビーストの細部にまで及び始めて、私の頭では理解できないところに行ってしまった。
 でも、それだけ熱く語れるってことは、それだけ、ビーストについていろいろ研究をしているからなんだろうな。
 日本ではビーストについてほとんど解明されていないはず。特に、民間企業には何のことやらわからないんじゃないだろうか。
 政府なら、陰に隠れてコッソリ研究してそうだけど。
「まあ、とにかく、普通なら立ってるのすら難しいところを、立たせるようにプログラムするわけですから、大変なんですよ」
 宗一は眼鏡をかけ直しながら言った。

YOU BEAST!  三話 BLUE RAVEN  3

2008年04月30日 00:31

 そんな時、慌ただしく彰が部屋に飛び込んできた。
「アカリ、悪い、なんか、またビーストがこの近くに現れたらしいんだ、PC使わせてもらうよ」
 彰は、専用のパスワードを入れると、何かしらのデータが転送されてきた。
 私は、邪魔にならないように、後ろの方に下がっておくことにする。
 やがて液晶に出てきたのは、青い迷彩色で、四脚のビーストだった。
「なにそれ!」
「コイツ、この前現れたクォンツァー社の無人機いただろ、あれに似たようなルートを通ってる。このままだと、また迎え撃たなきゃならんが、あれだ、ヤツの能力は計り知れないだろ」
 なんだ、彰も怖いんだな。初めての敵と戦うのは。
「今わかる限りのデータでは、コイツは過去に、傭兵として東南アジア方面に出没していたらしいが、腕はEランクだな」
「それって、何段階中のEランクなんですか」
 宗一が尋ねる。
「A~Eに決まってるだろ。ったく」
 彰がぶつくさ言いながら、PCをいじっている。
 A~Eの中のEランクって言ったら、一番下?それならなんとかなるんじゃないの?
 宗一も同じことを思ったらしく、
「それなら何とかなりますよ、きっと」
 気軽に言ったが、彰はそれを思いっきり否定した。
「甘い!」
 彼は、キーボードの手を止め、宗一と私が座っている方向にいきなり向き直って言った。
「だいたいな、うちのビースト、ランクいくつだと思う?」
「ランク?何?それは?」
「ビーストのデータを収集してるバンクがあるんですよ、そこが独自に調査してビーストの強さとか、パイロットの強さとかをランク付けしてるんです」
 宗一が説明してくれた。
 へぇ~、ビーストのデータをね。ってことは、そのデータが売れるんだな、きっと。どの企業も、隠れて見えないところで戦争まがいの事をしでかしているみたい。
 でも、ビーストを所有してるって言う事は、そういう事なのかもしれない。
 つまり、戦争まがいの事に参加する、と言う事。
 ビーストという戦力を、手に入れるという事。しかも、民間企業が。
「で、どうなんですか、ウチのカノープスは」
「カノープスのランク?」
「ランク外!」
 彰が思いっきり言い放った。
 私も、宗一も、目を点にして黙ってしまった。
「ははは・・・」
「まー、仕方ないですよ。ガラクタ集めて作ったんですから」
 そうこう言っている間に、液晶に表示されていたレーダーの赤い点、確実にこちらに向かって少しずつ進んできている。
「ね、彰、この前みたいに、二機で戦ったら、どうなの?」
「うん、そうだな・・・。できたら、会社のビースト、アルビレオは敵の目に晒したくないところだな。この前、襲ってきた小型の無人機は偵察機だろうからな」
「偵察機!?」
 私はバルカンを撃ちまくって向かってきた小型機の事を思い出した。
 それでも、武器は持ってるし、こちらがビースト以外の兵器だったらやられちゃうかもしれないのに!偵察機だったなんて。
「本社でいろいろ調べて、そういう結論に至ったわけだ。つまり、ヤツが行動を停止する直前までは、どこかにアルビレオとカノープスのデータが行っていた、ということになる」
「どこかって?」
「わからん。ただ、あの機体が中国のクォンツァー社の機体だ、というだけで、クォンツァーから直接調べにやってきたもんなのか、それとも、その機体を買い取った別のヤツがよこしたもんなのか、それは判断できないな」
 彰が、難しい顔をしながら、レーダーに映る赤い点を見つめていた。
「・・・時間がないな・・・」
 少々あせった様子で、彼は隣にある格納庫のカノープスを見た。
 太陽の光りに照らされて、カノープスの黒い機体が白っぽく輝いていた。
 その時、彰の電話が鳴った。
「ああ、オヤジ?・・・ああ。・・・わかった。とりあえず、そうしよう」
 宗一と私の見守る中、彰は何かをおやっさんである社長、重さんと会話をしている。
 もちろん、今こちらに向かってきているビーストについてだろう。
 彰が話し終わると、部屋の中はしばらく沈黙につつまれた。私も宗一も、彰のことを見ている。
 少し、間をおいてから、彼は言った。
「気が進まないが、こないだ取った作戦と同じやり方で行こうということになった」
「同じやり方って・・・」
「俺がアルビレオに乗るから、アカリはカノープスで援護してほしい。敵は今のところどんな装備できているのかわからないから、かなり危険なミッションになると思う」
 私は、本社に移動しようとする彰を目で追った。
「悪いな、ここに来たばっかりで、しかもビーストに乗った経験もあまりないのに、いきなり実戦に連れ出して」
 ・・・実戦・・・。
 これは、戦い・・・。
 そう言われたら、なんか少し怖い気がする、でも。
「いいよ、やるよ」
 私は、椅子から立ち上がった。
 彰は、小さくうなずいた。
「よし、宗一、ナオキと美衣子にも連絡、カノープスの指揮を任せるぞ」
「あいあいさー!」
 宗一はわざとらしく敬礼して見せた。


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